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  • 本物?偽物?
  •  化石という商品は非常に謎も多く、市場では宝石や鉱物と同様に、偽物や模造品などが販売されていることも少なくありません。また、価格と価値が釣り合わないケースも多く存在し、ご購入後に「騙された~」と嘆かれる話もよく耳にします。

    それでは、どの様な化石が本物であり、偽物なのでしょうか。
  • 【ニセ物とは・・・】
  •  化石のニセ物とは、大まかに挙げると「100%作り物」「完全な複製品」「全体の一部がニセ物」「全体の大半がニセ物」そして種類が違うという意味での「ニセ物」などがあります。
  •  そうしたニセ物を買わないようにする為には『信頼ある提供元から購入する』事と『自身で見る目を持つ』事が必要になりますが、それは中々に時間を要する事であり、特に初心者では判断が難しい場合がほとんどです。
  • 【なぜニセ物が出回るのだろう??】
  •  それは年々化石の産出量が減っている事、そして良質の化石が僅かしか発掘されていない事が大きな原因と考えられます。また、発掘された化石は原石から本体部分を綺麗に取りだすプレパレーションという作業が必要になりますが、そのプレパレーションを行う技術者も少なく、中でも特に高度な技術を持つプレパレーターは世界でも一握り程度しか存在していません。そのため、商品としての良質な化石が十分に提供出来ない現状も原因の一つと思われます。
  •  三葉虫の身体に生える無数の小さなトゲは、固い石の中から一本一本丁寧に取りだすのに高度な技術と時間を必要とします。その結果、ある程度の技術を持ったプレパレーターが比較的簡単な三葉虫の本体のみをプレパレーションして石から取出し、トゲは後から人工物や別の化石(ウニのトゲ)などを加工したものを取り付けるといった加工量産に近い方式で生みだされた三葉虫が多く出回ってしまうのです。
  •  良質の化石は、発掘された多くの化石原石の中から、数パーセントしか見つかりません。それを見つけだし、高度なプレパレーション技術をもって丁寧にクリーニングすると、手なれた技術者でも一月に1-3体程度しか仕上げられないのです。無論、そうした化石標本は価値も価格も高くなってしまいます。
  •  しかし、そうした良質の化石標本を求めるコレクターの数は世界に五万といます。つまり、需要と供給の比率があまりにもかけ離れている為、こうしたニセ物や極端な修復品が数多く市場に出回ってしまうのでしょう。
  • 【修理と修復】
  •  修理」と「修復」は化石の世界において、本来あって当たり前のものと認識されています。特に恐竜化石などの多くは100%の形で発見されることはまずありません。細部のパーツ化石においても、大抵が細かくバラバラで発掘され、それらを綿密に組み立てる作業には「修理・修復」は欠かせないものでもあるのです。
  •  先にも述べましたが、100%に近い良質の化石は、発掘された全体の数パーセントにも満たない数でしかありません。そこから見出された僅かな良質の化石は価値も高く、おのずと高価になってしまいます。そのため市場では、ややグレードの低い小さな傷や欠け等がある化石が求めやすい価格でそのままの姿や若干「修理や修復」されて取引されている事が主流になっています。
  •  しかし、こうした「修復箇所のある化石」が「修復」の事実を提示されず「適正価格以上 の価格で販売されている事があります。そのような化石の購入者は、後で修復箇所に気付くと、それは「修復物」ではなく「ニセ物」をつかまされた、という認識になってしまうのです。
  •  購入の際、何の提示も無く、あまりにも綺麗な化石の場合は「修復はありますか?」「修理や修復率はどのくらいですか?」と尋ねるクセをつけると良いかもしれません。
  • 【時として「ニセ物」と解釈される「修復」】
  •  「修理・修復」は決して「ニセ物」に結び付く存在ではありませんが、「修復」においては時として「ニセ物」という解釈に繋がりかねない場合があります。

    「修復」はその目的による以下の様な存在価値があります。
  • ①「アート」として作り上げられた化石の場合、クリーニングの過程において、その欠損箇所を補うための「修復」。
  • ②「化石標本の全体像把握」のために、欠損箇所を補うための修復。
  • ③「化石標本の強度維持や形状を保ち表現する」ための「修復」などです。商品流通の過程では「生産者(製作者)」「売主」「買主」の「修復」に対するそれぞれの目的価値が一致する事が少ないため、その差異により「修復」を「ニセ物」と解釈されてしまう場合が多々あります。
  •  例えば、「アート」として生み出された化石の置物を学術的標本としてコレクションにした際、後に修復箇所が見つかり「うわっ、この部分ニセ物だったー!」と解釈される場合などがソレです。これは「修復」の使用目的が本来違っていたわけですから仕方ありません。
  •  こうした例からも「修復」がイコール「ニセ物」ではない、という正しい認識を理解して頂ければと思います。
  • 【商業的価値を高める為の修復】
  •  売り手が「修復」された化石を「修復有り」と提示をして「適正価格」で販売されている場合は問題ありませんが、昨今の市場においては「修復」された事をきちんと提示せず、「適正価格以上」で販売されている事がしばしばあります。特にトゲの多い三葉虫などにそれが見られるケースが多く、最近は国内外において化石販売に実績のある有名ディーラーさえもが提示せずに販売している事があります。
  •  たとえトゲ部分が修復されていても、その化石の本体自体は「本物」ではありますので、理屈を言えば「この化石は本物です」と謳っても間違いではないとされてしまいます。
  •  しかし現在、ポリシーを持って化石を取り扱う正統派のディーラーや関係者たちは、この販売方法は意図的に誤解を生ませるとし、頭を悩ませています。
  •  本来、このような標本は「本体が本物でトゲ部分は修復(ニセ物)」と正確に表記されるべきものなのです。
  •  「修理」や「修復」が当たり前とされる恐竜化石などにおいても、私達化石を提供する側の仲間内の取引では「この標本は、この辺りを修理し、こことここを修復している」などと普通に情報を交わしています。
  •  本来は商品となる化石と共に交わされる、こうした情報も末端のお客様まできちんと伝えられるべきだと私達は考えます。
  •  また、余談ですが、10%程度のオリジナル化石に90%の「修復」によって完成された標本というものも存在する様ですが、これは「修復」ではなく「復元」もしくは「復元加工」と表現するべきだと思います。特に恐竜や珍しい標本のケースは別として、ポピュラーな三葉虫などにこの「加工」は正直いかがなものでしょうか。疑問が残ります。
  •  このように、「商業的価値を高める」ための「修復」は、販売される際にその「修復情報」がきちんと伝えられるか否かで、「良質」か「悪質」かに分かれてしまうのです。
  • 【参考・様々な目的で行われる修復例】
  • 三葉虫のトゲ修復(均一な形状の綺麗すぎるものに注意)
  • 三葉虫の不足パーツを別の同一種から持ってくる修復
  • アンモナイトの中心(造作や小さなアンモナイト使用による修復)
  • ケイチョウサウルスの樹脂による造形修復
    など
  • ※上記の「修復」例はそれぞれにより目的が異なる理由で行われるため、「修復」自体が悪い事ではありません。ご注意下さい。

    ※上記の「修復物」が「修復」を提示されず「本物化石」として販売された場合、解釈として問題視される可能性があるという一例です。
  • 【参考・普通によくある修復例】
  • メガロドンのセレーション、エナメル質、ルート部分の修復
  • 歯・爪などの先端、またはその一部。(恐竜においては通常、完璧に近い物ほど高価)
  • 輝き系アンモナイトのマーカーによるペイント修復
  • 恐竜の骨の修復
  • ロシア産三葉虫の小さな穴や欠け部分の修復
  • 魚やエイの欠損部分の描き足し
  • 恐竜や大型標本の大部分の復元修復(例:40%のオリジナル化石の全身骨格)
    など
  • 【参考・ニセ物として考えられる修復または加工】
  • 標本の広範囲に渡るペイント(魚、昆虫、植物化石など)
  • カンブリア紀の軟体生物のペイントや大部分の描き足し
  • 三葉虫の全身に入った大きな傷をパテ状の塗料で厚く塗り消す加工
  • 大部分の復元加工
    など
  • 【参考・幅広くニセ物と認識される標本】
  • 本物を似せた模造品
  • 本物から型をとり複製した標本(これをレプリカでなく本物として売られた場合)
  • オリジナルの割合が極端に低く復元加工された物を本物として売られた場合
  • 中に現生の生物を入れて造られた琥珀(こはく)
    など
  • ※上記の物を「本物の化石標本」として売られた場合に限り「ニセ物」としての認識とされる場合があります。
  •  マスターフォッシルが取り扱う化石は専門家が知識と時間をかけて商品を検品し、できるだけその情報を商品欄に明記するようにしております。どうぞご安心してお求め下さい。
  •  また、化石の中には宝石などと同様に専門家においても外部からの視覚では確認できない修復や加工のある場合がございます。そうした標本は破壊による検査を要する為、事実上判断が不可能となります。そのような標本は保証外となりますのでご了承下さい。
  •  尚、この項目では修理、修復、偽物について解説しておりますが、その内容は世間を含め全てにおいて保証されるガイドラインではなく、また何ら責任を負う物ではございません。関係者による私的判断として掲載した内容につき、あくまで参考程度にご覧下さい。また、掲載内容における個人、業者様の申し出、クレームも一切お受けできませんので、予めご了承下さいますよう宜しくお願い致します。
  •  弊社では本物化石として販売した商品が、万一偽物であった場合、その商品の全額を永久保証させて戴いております。その際は必ず対象商品が明記された弊社発行の伝票書類が必要となりますので、大切に保管して頂きますようお願い致します。
  •  保証に関しましては、完全な偽物であった場合のみ行っております。弊社商品において、販売時に記載の無かった修理や修復があった場合におきましても商品の性質上、一切の保証は致しかねませんのでご理解とご了承の程よろしくお願い致します。
  •  また、修理、修復なしの記載がある商品に関しましても、商品の性質上、小さな修正や微妙な処理がある場合がございます。これらは一般に修理・修復の範囲内とは判断されないもので、そうしたクレームや保証もお受け出来かねますので予めご了承下さい。
  •  弊社では販売時に出来る限りの説明や企業努力はさせて頂きますが、化石という商品の性質を理解して頂き、納得して戴けるお客様のみお取引をさせて頂いております。誠に手前上位な物言いとなってしまいますが、何卒、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。