昔は薄毛、ハゲを予防するのに海藻を食べるのがいいなんて言われていたそうです。
でも、薄毛の研究が進むにつれて、工業的に海藻から特定のエキスを抽出するならともかく、ただ食べるだけでは効果がないことがわかってきています。
とはいっても、薄毛やハゲの予防につながる食べ物がないというわけでもありません。
今回は、髪が育つシステムや栄養学に基づいたハゲ予防の食べ物をご紹介します。
Contents
薄毛・ハゲ予防のために不可欠な三種類の栄養素
髪の毛は頭皮の毛包(毛穴)にある毛母細胞が細胞分裂して作っています。
そのために必要なのが3つの栄養素。
- タンパク質
- ミネラル
- ビタミン
タンパク質は髪の毛自体の材料。ミネラルとビタミンは、毛母細胞が分裂するために利用している酵素に必要な成分です。
薄毛・ハゲ予防の栄養1:タンパク質
髪の毛はタンパク質の一種・ケラチンでできています。
ケラチンは、9種類の非必須アミノ酸、9種類の必須アミノ酸、計18種類のアミノ酸で構成されています。
これがその種類と割合です。
参照元:毛髪ケラチンのアミノ酸組成
最も多いシスチン、二番目に多いグルタミン酸で全体の30%が占められています。
シスチンは、肉(特にレバー)、魚、鶏卵などに多く含まれています。
グルタミン酸は「旨味成分」の一つとしても知られているアミノ酸で、昆布、チーズ、しいたけ、トマトなどに多く含まれます。
摂取すべきなのは必須アミノ酸
ケラチンにシスチンとグルタミン酸が多く含まれるなら、その2種類を多く摂れば髪がよく育ちそうだと思うかもしれません。
しかし、その必要はないです。
ケラチンもグルタミン酸も非必須アミノ酸。体内で合成されるアミノ酸です。
シスチンは必須アミノ酸のメチオニンからシステインを経て合成されます。
グルタミン酸はグルタミンやオルニチン、α-ケトグルタル酸などいくつかのアミノ酸や化合物などから数種類の経路で合成されます。
わざわざ摂取しなくても体が勝手に作ります。
意識的に摂取すべきなのは、体内で合成されない9種類の必須アミノ酸です。
9種類の必須アミノ酸全てを摂取するのは難しいことではありません。動物性タンパク質には必ず必須アミノ酸が全て含まれています。
植物性タンパク質だと必須アミノ酸のバランスが悪いものが多いですが、大豆のタンパク質は必須アミノ酸のバランスもいいので、動物性のものを避けたい場合は大豆を多く食べればいいでしょう。
薄毛・ハゲ予防の栄養2:ミネラル
髪の毛のケラチンは、ケラチンを合成する酵素がアミノ酸を利用して作っています。
しかし、酵素は単独だと不活性です。
補酵素が結びついて初めて活性化します。
- 亜鉛
- 鉄
- 銅
この3つのミネラルは髪の毛を作るのに必要な補酵素で、特に亜鉛は最も重要です。
成分 | 多く含む食品 |
---|---|
亜鉛 | 牡蠣、豚レバー、牛肉、きな粉 |
鉄 | 豚レバー、鶏レバー、煮干し、きな粉 |
銅 | 牛レバー、干しエビ、きな粉 |
薄毛・ハゲ予防の栄養3:ビタミン
ビタミンには直接的に薄毛、ハゲ予防に働くものと、間接的に関わるものがあります。
直接的に関係 |
---|
ビタミンB6 |
ビタミンB12 |
葉酸 |
この3種類は亜鉛などのミネラルと協力してケラチン合成酵素の補酵素となります。
間接的に関係 | |
---|---|
ビタミンA | 皮膚細胞の分化に関わり、頭皮を正常に保つ |
ビタミンB2 | 皮膚、髪を正常に保つ |
ビタミンC | コラーゲン合成酵素の補酵素、抗酸化力 |
ビタミンE | 抗酸化力 |
コラーゲンは毛乳頭がある真皮層を構成するタンパク質で、コラーゲンが少なくなると毛乳頭の働きも悪くなります。
また、活性酸素は毛乳頭、毛母細胞を攻撃して髪を育てる機能を低下させるので、ビタミンC、ビタミンEによる活性酸素の無効化は健全な髪を作る機能を維持することにもつながります。
成分 | 多く含む食品 |
---|---|
ビタミンA | 鶏レバー、豚レバー、焼海苔、うなぎ |
ビタミンB2 | 豚レバー、牛レバー、焼海苔 |
ビタミンB6 | にんにく、ピスタチオ、酒粕 |
ビタミンB12 | しじみ、煮干し、牛レバー、焼海苔 |
葉酸 | 鶏レバー、牛レバー、豚レバー、焼海苔 |
ビタミンC | 赤ピーマン、パセリ、レモン |
ビタミンE | アーモンド、松の実、すじこ |
薄毛・ハゲを予防するために食べておきたい食品
薄毛、ハゲの予防に必要な3種類の栄養素タンパク質、ミネラル、ビタミン。
それを多く含む食品の中でも豚レバー、鶏レバー、きな粉、焼海苔、煮干しは登場率が高いです。
このへんは入手しやすい食品なので、多めに食べておきたいですね。
きな粉は牛乳と混ぜてきな粉ミルクにすれば多めに摂りやすいし、焼海苔や煮干しはおやつ代わりに食べてもいいと思います。
大豆と唐辛子が髪の成長にいいらしい
きな粉に限らず大豆製品はミネラルやタンパク質の補給のために多く摂取しておきたい食品です。
大豆に多く含まれるイソフラボンには、AGA(男性型脱毛症)の原因となる5αリダクターゼの働きをブロックする機能も期待できます。
そして、大豆と一緒に摂りたいのが唐辛子です。
医師・医学博士の岡嶋研二氏は、成長因子「IGF-1」が薄毛を予防すること、そして唐辛子に含まれるカプサイシンの刺激がIGF-1を多く作らせることを発見しました。
参照元:名古屋Kクリニック
また、イソフラボンにはIGF-1の分泌を促すCGRPという物質を増やす働きがあるとのことで、イソフラボンとカプサイシンを同時に摂取するのは薄毛予防に効果的であるようなのです。
イソフラボンとカプサイシンを同時に摂るには、豆腐とキムチのチゲ、大豆カレーなどが有効です。
育毛サプリを摂ることで薄毛・ハゲ予防を完璧に
これまで紹介してきたのは、どちらかといえば髪を育てることで薄毛、ハゲを予防しようという食べものです。
でも、食品からは摂りにくい成分、食品だけでは補いきれない成分などもあります。
そういうときは、育毛サプリを利用するのが効率的です。
サプリからのほうが効果的な成分をご紹介します。
抜け毛予防に必須ノコギリヤシエキス
大量の抜け毛を引き起こすAGAは、頭皮で5αリダクターゼが男性ホルモンをDHTという強力な形にしてしまうことで発生します。
DHTは毛乳頭に働きかけて髪の成長を止めてしまうのです。
これは髪に必要な栄養を摂っていただけでは防げません。
専門の病院では、5αリダクターゼの働きを妨げるプロペシアという薬が処方されます。
プロペシアはフィナステリドという医薬成分の製品名です。
イタリアではフィナステリドとノコギリヤシの比較実験が行われました。
中程度のAGAの男性50人ずつのグループに、2年間にわたって片方にはフィナステリド、片方にはノコギリヤシを投与した結果、フィナステリドは68%、ノコギリヤシは38%にAGAの改善が見られました。
参照元:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23298508
日本でノコギリヤシを摂取できるのは、サプリに配合されたエキスからのみ。
ノコギリヤシエキスは多くの育毛サプリで採用されています。
髪の土台をつくるコラーゲンペプチド
コラーゲンは角質層の下の真皮層を構成するタンパク質。
真皮層のコラーゲンが健全なら、その層にある毛乳頭や毛母細胞の働きも健全になると考えられています。
しかし、コラーゲンは食品から摂っても吸収されるときにはアミノ酸にまで分解されるので、あまり意味がありません。
コラーゲンをそのまま摂って吸収されやすくしたのが、コラーゲンより分子が小さいコラーゲンペプチドです。
北里大学の斉藤典充博士の研究によれば、コラーゲンペプチドを1日5g、8週間投与した結果、髪の太さが有意に太くなりました。
参照元:森永製菓コラーゲン研究所(ラボ)
ペプチドに加工されたコラーゲンは食品には含まれないものなので、サプリからしか摂取できません。
イソフラボン+カプサイシンを同時に
イソフラボンとカプサイシンを同時に摂取すると成長因子IGF-1の分泌が促進されて髪が育ち、薄毛が予防できると考えられています。
しかし、イソフラボンを含む大豆、カプサイシンを含む唐辛子を毎日食べ続けるのは大変なことです。
だから、食べ物から摂るよりもサプリで摂ったほうが効率的。
これからご紹介するイクオスサプリEXプラスには、イソフラボン、カプサイシン双方が配合されています。
イクオスサプリEXプラスは薄毛・ハゲ予防に最適
食品からでは補いきれない成分、食品からは摂取できない成分を余すところなく配合されているのが、イクオスサプリEXプラスです。
薄毛、ハゲの予防のためには、イクオスサプリEXプラスを一番におすすめします。
他の育毛サプリとの成分・含有量比較
イクオスサプリEXプラスをおすすめするのは、58種類という育毛サプリでは群を抜いた成分数です。
また、主要成分の1日分の含有量を公開しているという信頼感の高さもあります。
イクオスサプリEXプラスがどれだけ優秀か、他の育毛サプリと比較してみましょう。
イクオスサプリEXプラス | ポリピュアEXポリリンパワー | チャップアップサプリ | ボストン | |
---|---|---|---|---|
総成分数 | 58種類 | 50種類 | 38種類 | 27種類 |
ビタミン | 12種類 | 12種類 | 11種類 | 5種類 |
アミノ酸 | 12種類 | 3種類 | 4種類 | 3種類 |
ノコギリヤシエキス | 320mg | 不明 | 不明 | 300mg |
亜鉛 | 12.88mg | 15mg | 不明 | 4mg |
ミレットエキス | 150mg | 不明 | × | 5mg |
コラーゲンペプチド | 100mg | 不明 | 不明 | 100mg |
イソフラボン | 30mg(大豆抽出物100g中の推定値) | 不明 | × | 20mg |
カプサイシン | ○(不明) | × | ○(不明) | × |
医学的なノコギリヤシエキスの研究で推奨されている1日の分量は320mgです。それを満たしているのはイクオスサプリEXプラスのみ。
必須アミノ酸9種類を全て含んでいるのもイクオスサプリEXプラスのみです。
イクオスサプリEXプラスはビタミンを12種類配合しているだけではなく、ビタミンB1、ビオチン、ビタミンEについては国の基準を満たした栄養機能食品です。
そして、成長因子を増やすというイソフラボンとカプサイシンの組み合わせを摂取できるのもイクオスサプリEXプラスだけ。
亜鉛の分量だけはポリリンパワーより少ないものの、これも国の推奨値10mgを上回って配合されています。
成分の多さだけではなく、組み合わせのよさ、そして濃さもイクオスサプリEXプラスが最も優れています。
他の育毛サプリとの価格・コスパ比較
では、価格的にはどうなのか?いくら優秀な内容でも、高額だと利用しにくいですよね。
イクオスサプリEXプラス | ポリピュアEXポリリンパワー | チャップアップサプリ | ボストン | |
---|---|---|---|---|
総成分数 | 58種類 | 50種類 | 38種類 | 27種類 |
回数縛り | なし | なし | 3回 | 3回 |
最安値 | 5,270円 | 3,360円 | 4,980円 | 6,458円 |
育毛剤とセット定期コース | 8,778円 | 8,800円 | 9,090円 | なし |
※最安値はポリリンパワーのみ3個セットの1個あたり、他は定期購入
※サプリのみは低減税率8%、育毛剤とのセットは消費税10%で計算
育毛サプリのみの価格比較だと、イクオスサプリEXプラスはちょっと高め。しかし、内容の充実度を見ればそれもやむなしです。
しかし、イクオスサプリEXプラスが真価を発揮するのは、育毛剤イクオスEXプラスと併用したときです。
イクオスEXプラスと組み合わせた定期コースではイクオスサプリEXプラスを最も安く購入できます。
薄毛・ハゲの予防は食事と育毛サプリをあわせて
育毛剤の中で最も優れていると言えるイクオスサプリEXプラスには、薄毛、ハゲを予防して髪を育てるための成分が豊富に配合されています。
特に、
- ノコギリヤシを1日分320mg配合
- 必須アミノ酸9種類を全て配合
- イソフラボンとカプサイシンの両方を配合
この条件を満たしているのはイクオスサプリEXプラスのみ!
ただ、サプリはあくまで足りない栄養を補うためのものです。
やはり基本は食事をしっかり摂ること。
特に、レバーや大豆、ノリ、煮干しなどは薄毛予防成分が豊富なのでよく食べるようにしたいです。
薄毛、ハゲの予防が最も期待できるのは、食事の充実とイクオスサプリEXプラス。
イクオスEXプラスも加えればその効果はさらに高まりますよ。